J-Plat Patのトップ画面のキーワード欄に自分の名前を打ち込んでクリックすれば、その人が特許出願経験のある人なら自分の過去発明が並ぶはずだろう。「自分の名前で会社時代に出した特許の半分くらいしか出て来ない。J-Plat Patの前の特許電子図書館の頃はちゃんとリストアップされていたのに?」と大手会社をスピンアウト...
- ホーム
- 栗田 洋 - こちらバーチャル特許部
virtual.kurita
バイオ、AI、ロボット、位置情報など時代を先取りしたベンチャーで特許担当してきました。常に技術動向の先読みを心掛けております。新しい概念の技術に適応する柔軟性を維持するべく、日々活動しております。ベンチャーの経験をお客様の事業にも生かせれば、幸いです。私どもは、「5年後の事業に役立つ知的財産を提供する」をコンセプトに御社の役に立ちたいと考えております。
virtual.kuritaの記事一覧
覚えたことは忘れない。裁判例や先行技術文献をすべて覚えていてくれて、必要なときに正確に提示してくれる。というようなイメージが古典的なコンピュータのイメージだったと思います。そのイメージの相棒をChatGPTに期待すると残念な事態に遭遇します。 実在する特許発明の先行技術探索をChatGPTに依頼する質問をしたところ、重...
GPT4が、司法試験の模擬試験で、受験者の上位10%に入るスコアを叩き出したという話をご存じの方も多いと思いますが、どのようなプロンプトで達成したのか興味深いところです。この話のソースであるOPEN AIのテクニカルレポートには公表されていないようですが、ステップバイステップで答えに近づく"few-shot promp...
1.弁理士は、prompt engineer 適格者ではないか 弁理士は、テキスト化された事実についての表現から要件に当てはまる部分を抜き出し、抜き出した部分を要件に当てはめて記述をする訓練を積んでいます。 prompt engineering のコツのひとつは、記述させたいことの要点をステップバイステップでAIに理解...
ChatGPTのような進化したAIの出現をチャンスと捉える方々に向けてのお話しです。 ChatGPTの情報捏造問題 ChatGPTに実際に存在する特許の進歩性を検討させたところ、実在しない特許文献を捏造して回答してきた話を以前しました(chatGPTを試す)。特許文献DBに格納された情報を知識化したChatGPTならば...
前回、chatGPTとの質疑応答を試した結果として、以下のようなことが分かりました。 <前回の検証結果> 実際には存在しない技術文献を根拠に正解っぽい回答を提示してくる。手の込んだ文献番号と文献タイトルを提示しているので、実際にDBをサーチしてみないと、本当にそんな文献が存在していると騙されてしまう。 事実との整合性よ...
少し長くなりますが、chatGPTに下記の質問をしてみました。 質疑応答1 <質問1> 特許第4734471号の「動画を再生するとともに、前記動画上にコメントを表示する表示装置であって、 前記コメントと、当該コメントが付与された時点における、動画の最初を基準とした動画の経過時間を表す動画再生時間であるコメント付与時間と...
数年前に熱中したビジネス戦略本「オープン&クローズ戦略(小川紘一著)」を再読しています。きっかけは、「情報経済の鉄則(カール・シャピロ他著)」という1990年代の戦略本を手に取ったことでした。 2つの本で語られる知的財産管理の戦略は、ほぼ共通しています。 <攻守をバランスさせての収益最大化戦略> 自社のコア技術を守るた...
「何のために出願されるのですか?」 新規のクライアント様にタイミングを見計らってする質問です。 予算を確保して、大切な時間を割いていただいたアイデアマンであるクライアント様にいささか失礼な問いかけをするわけですが、理由があります。 特許の文章(以下、特許文という)は、読む人によってその価値が大きく変わるからです。 ...
前方後円墳を墓としてみるならば、前方後円はデザインですが、視点を変えると発明になります。 関東には珍しいとされる前方後円墳が逗子市と葉山町との境の山にあります。発想の源泉を求めて山登りをしてきました。 古墳に見つけた用途発明の源泉...
カテゴリー