10年~20年後に80%以上の確率で弁理士もAIで代替される! 中央公論4月号の特集記事で取り上げられた英オックスフォード大学と野村総研との共同研究の試算ではこのようになっています。 弁理士の主要な仕事が、法律や審査基準に基づく決まり事や形式を満たす知識を要求している点に着目して試算されたのでしょう。 実は、私は...
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「©マークを付けると何かいいことありますか?」という質問をよく耳にします。 ©マークを付けて、このコンテンツをアップした年と名前を入れておくと、それを使いたい人から連絡がきて、何かのチャンスに繋がるかもしれませんよ。ともかくも、このコンテンツを勝手に使わないでねという意思表示にはなります、というのが実用的な答えです。...
前回、特許庁からの拒絶理由通知書を米国風にファースト・アクション(First Action)と呼んだ方が実態に即していると述べました。出願の権利化という観点から拒絶理由通知書を別の呼び方をしてみたいと思います。 審査のハンドル...
「バーチャル特許部って何ですか?」 「どういう意味の言葉ですか?」 名刺の「バーチャル特許部(登録商標)」などと印刷しているもので、頻繁に受ける質問です。 NHKの朝ドラ「あさが来た」の加野屋が時代の変化に対応して両替商から銀行に代わっていくように、バーチャル特許部も知財部のないベンチャー企業の知財コンサルティン...
特許に関心を寄せる方々の多くは、特許戦略について書かれた本を読まれていると思います。 うまいこと考えるものだ。しかし、この戦略を自社に使えるのだろうか? 特許訴訟を題材としたスリリングな展開の小説を読んだ後と同様の感想を感じられる方も多いと思います。「特許がすごい効果を発揮することがあるけれど、自社には、当てはまら...
前回、「バランスのとり方は、そのアイデアの先行技術、市場性、そして戦略により、変わってきます」と申し上げました。先行技術としては、丸い鉛筆と世界最初の板状鉛筆だけを考慮して、実現性があるならば自由に権利範囲を描ける場合の話をしました。 今の時代では、こんなに自由に権利範囲の境界を引ける技術分野は、非常に少ないです。 先...
前回、良い特許とは「広い特許と強い特許との間で、拒絶や無効のリスクと市場を獲得するチャンスとのバランスが取れた特許」と申し上げました。 丸い鉛筆しか市場にない時に、鉛筆が転がって困ると考えた発明者が「六角形の鉛筆」の鉛筆を発明した時に、どういう風にバランスをとっていくのか、考えてみたいと思います。 リスクとチャ...
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